卒制展示へいたるまさかの道のり その2
11月後半から、きっといい意味でこんなはずじゃなかった卒制の本制作編
5月当初はテーマを決めきれず、真逆の生と死のテーマ2本持って行き
うだうだ、そもそも卒業しなくてもいいやんと思いながら夏を越し
ようやく卒業するかという気になったのは11月
それまで色々活動していたことをえいっと1つにまとめたらいいよね〜と思っていたら、「コンセプトブックつくったら」と11月のスクーリングの最後の方で言われ、え?
とりあえず世の中に転がっているものを脳内スキャンしに走り
使えそうな写真をとにかく集め
InDesignをとりあえず触り始め
年内最後のワークショップも残っていた中、構成をどうやって考えたかも記憶にない猛ダッシュで1ヶ月後、年内最後のスクへ。この次点で所謂コンセプトブックではなく100頁超の本に変貌。
そこから優柔不断全開の右往左往どたばた正味の1ヶ月
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印刷会社:製本のよさげなところは紹介してもらったものの、印刷と製本を分けてマネージする余裕も知識も無く、会社近くの印刷屋に決定。「私、本当に何も知りません!」とクリスマス前に飛び込み、至極丁寧に1ヶ月お世話して頂きました。
本のサイズ:大→小→やはり大。しかしInDesign途中で融通がきかず。印刷屋に無理言いました。なぜInDesignは途中でサイズを一括で変えられないのだろう。。
写真:なんか足りない!と思い立ち、年末予定外の釧路撮影旅行へ。いつもはのんびり滞在が、今回はみっちり早朝から深夜までマイナスの世界で撮影三昧。帰りの飛行機の疲労感半端なかった。真剣に作品を撮るというのを初めてやった経験。
そして、写真を印刷物にする時はCMYKということを、後の方になって知り、全部変換したものの自動反映が何故かきかず、泣く泣く1枚1枚リンクの貼り直し。
文章:残念すぎると言われ、一旦全部柔らかい系にしたけれど、やっぱりしくりこず戻しました。文章表現ってほんと難しい。残念といわれたままです。
編集:最後のあがきで1月の週末は写真集編集講座へ。今更感満載、でもアドバイス頂いてブラッシュアップできました。もうトリミングの写真は載せません。
紙選び:b7バルキーよかったよ、の天の声そのXから、b7テラネクスト、アラベール、ぐるぐる印刷屋さんに迷惑かけました。雰囲気と、写真をどう魅せるかとのせめぎ合い。印刷の質あげたかったら、分厚い本にしてはいけない。
バイリンガル:中途半端に英語併記していたので、やはり英語のサマリーつけるべきか否か迷い、結局つけてどつぼにはまりました。でも最後にNTラシャを挟めたのがよかった、それは英語でなくてもよかったね。
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多分こんな分厚い本を制作するような指導は受けてないから自業自得の突貫工事。右も左も分からない状態を、本当に沢山の方に忙しい中見て頂き、ご意見頂き、教えて頂き、失敗しながら学ぶを実践した冬の日々。机の下の足元だけホットカーペット大活躍
予想外の制作になったものの、本にすることによって、より多くの人に共有出来、写真によって届けられることがあることを体感。何より、かたちになっているものがあることの意味やインパクトを学べたのが一番大きかったかも。
5月当初、テーマ設定とは別に、何か形あるものをつくりたい、と確か言ってました。それが何よりの自身の課題だから。それは一度断念したけれど、今回は本という形で実現したのかな、と結果オーライにしたいと思います。
これにて振り返り完了
あれもこれも出来たかもしれないけれど、出来うることはやりきった
予想以上の実り多き卒業制作で締め括りです!